次世代のために
遅ればせながら、百田尚樹さんの「永遠のゼロ」を拝読しました。
主人公の祖父が「カミカゼ」として命を落とした経緯を、様々な人から話を聞き、戦争の悲惨さや、苦悩、葛藤など、真実が明らかになってくるというものでした。
この主人公と私は同世代ということもあり、感情移入しながら読んでいました。
結構、分厚い本ですが、一気に読んでしまいました。
私自身の、祖父は大正4年生まれと大正9年生まれで、二人とも軍隊というものを経験しています。
大正4年生まれの祖父は、満州事変において、砲弾を受け、右手の示指、中指、薬指を欠損していました。きっと、様々な経験をしたと思いますが、幼い私には、ほとんど語ってくれることはありませんでした。私が成人になる前に他界をしたために、当時の事を聞くことは出来ませんでした。
大正9年生まれの祖父は、90歳近くまで生きたのですが、中国に行っていた事などは聞いていましたが、元々無口な人で、あまり話を聞けていませんでした。
戦中には英雄として送り出された軍人も、戦後には「職業軍人」として戦犯に扱われ、身を隠すように生活をしていたことを始めて知りました。
そして、無事に帰って来ても、「生き残った」「死ねなかった」という罪悪の気持ち…。
この本を読み、純粋に自分の祖父が70年前にどんな経験をしたのかを知りたくなりました。
2人とも他界した今となっては、非常に残念な気持ちです。
戦争があり、様々な人たきちが、色んなことを抱えながら、戦後の日本の復興や発展に力を注いできたのだと思います。
そして、その思いは脈々と次世代へと引き継がれていき、今の日本があるのだと思います。
最近、「鍼灸師の卵(鍼灸の学生)」や「卵になる前(学校を志望している)」の人たちと知り合う機会がありました。
自分自身も忘れかけていた「医療への期待」や、「鍼灸の可能性」について、考えさせられました。
そして、彼ら彼女らの夢描いている世界は、私自身の考えもしなかったような発想から生まれてきていると感じました。
新しい世界を作るのは次世代の方々です。
今、現在を生きる私たちは、その次世代が生まれてくる環境を作るのであって、次世代の環境を作る事ではないと感じました。
テレビを見ると、選挙関連の報道の中、昭和7年生まれの石原慎太郎氏が「次世代の党」として、出馬するとのこと…。
次世代のための党、次世代のための政治が行われることを期待しつつ…。
「在宅専門 みよし鍼灸治療院」院長の三好直輝です。
訪問専門・出張専門で、鍼灸治療をさせて頂いています。
この世界に入り、15年経ちました。
その間、整形外科、病院、整骨院、鍼灸院での施術の経験を積みました。
その経験をみなさんの健康に役立てれるように、施術いたします。
岸和田・貝塚市・和泉市・泉大津市・忠岡町(大阪)の訪問鍼灸・在宅ケアなら「みよし鍼灸治療院」へ、ご一報ください。