みよし鍼灸治療院ブログ

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治療実績

こんにちわ 岸和田・貝塚市・和泉市・泉大津市・忠岡町(大阪)の 訪問鍼灸・在宅ケアなら「みよし鍼灸治療院」です。

本日は、みよし鍼灸治療院の治療実績を記載させていただきたいと思います。

□ 慢性頭痛 □ 頭がのぼせる □ 歩行困難 □ 手のしびれ
□ 更年期障害 □ 頭がすっきりしない □ 関節の硬縮 □ 便秘
□ 眼精疲労 □ 体の血のめぐりが悪い □ 筋筋膜性腰痛 □ 胃の不快感
□ 五十肩 □ 息苦しい □ 胸が締め付けられる □ 肋間神経痛
□ 坐骨神経痛 □ 足のしびれ □ 不妊症 □ 月経不順

 

その他にもたくさんの治療実績がございますが、最近多いと思う、実績のみを掲載しております。

 

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人は n次関数 の放物線

人生は、山あり谷あり出会いあり別れあり…。

数学の放物線と同じだなって思います。
交差した人が、数年後にまた交差するように…。
人それぞれ放物線を描いて進んでいると思います。


私は12歳の時に進学塾に通っていました。
その時にお世話になっていたのが、Y先生。

15歳になり、Y先生の「おまえの性格は桃山向きやな」その一言で、桃山進学を決めました。

高校合格をし、その塾も去り、Y先生との縁も無くなりました。

20歳の時、塾で一緒に勉強した友達から電話がかかってきました
「今、塾に遊びに来て、Y先生も一緒におるから、タコ焼き買って遊びに来てー」
そんな使いっぱしりな5年ぶりの再会でした。

「今、大学生してるんなら、塾で講師せーへんか?」
Y先生の一言から、塾講のバイトが始まりました。

その時、Y先生は、塾の先生を辞めており、鍼灸整骨院の院長をされていました。


ある時「うちの娘が中学受験なんやけど、家庭教師してくれへんかなー」
自分自身、中学受験をしたことがないので、戸惑いましたが、
「勉強は、塾で教えてくれるから、家では宿題をするのを見といて欲しい」
そう言われ、引き受けることにしました。

それが、11歳の小学6年生の女の子でした。

「つるかめ算」「和差算」「食塩水」・・・中学入試独特の「方程式を使わずに解答を出す」というのを、その子に教えてもらいながら勉強をしていました。

自分は家庭教師で「教える」という立場でありながら、1人の人間を「育てる」ということを教わりました。
育てる喜び、分かる喜び、成長する喜び…。教育という原点を教わりました。


その年の11月、家庭教師に向かう途中、原付バイクで転倒をし、一回転したバイクが私の背中に落ちてきて、腕が上がらなくなりました。

次の日は、塾のバイトでした。
黒板に字を書くときに、上の方の文字が書けずに、真ん中から下に板書していました。

その次の日も上がらず、Y先生の鍼灸整骨院で初めて「鍼灸治療」をしてもらいました。
治療が終わり「腕挙げてみー」そう言われ、腕を上げた時に、すっと上がりました。

「鍼灸って治るんだー」

それが、鍼灸の出会いであり、道を進むきっかけとなりました。

無事にその子も中学に合格をし、家庭教師も終了となりました。
Y先生には「恩師の子供を教えるってプレッシャーに良く耐えて頑張ったなー」そう言って頂けました。


時が流れ、先日、facebookである方のタイムラインの投稿
「結婚式に出席しました!」の報告の記事がありました。

そこに書かれていたのが、見覚えのある、その教え子の名前でした
(※読みは一般的ですが、漢字ではこの子ぐらいしか見たことがない)

その名前をクリックすると、当時の面影が残りつつ、大人の女性の結婚式の写真がありました。
記憶の中では12歳のその子も、29歳になっていました。

17年の年月が流れていたわけです。

彼女のタイムラインの中を覗くと結婚式の写真がたくさんありました。

バージンロードを歩くY先生(父親)と教え子(娘)
Y先生の表情はこわばり、悲しそうな顔
教え子は喜びにみちた、幸せそうな顔


新婦の両親への手紙を読んだ後の、花束贈呈でしょうか?
Y先生(父親)と教え子(娘)が抱き合っている写真がありました
それが貼り付けた写真です。(個人情報保護のため加工させて頂きました)

その写真を見た時、ジーンと感動しました。
感動して涙が出てきました。(最近、涙腺が弱い37歳男です。)

過去に自分もこの二人に関わっていたのだと…。

この2人は、自分の人生の大きな大きな分岐点を作った方です。

高校合格をさせてもらった教え子の自分
勉強を教えてくれたY先生

育てる大切さを教えてもらった自分
中学入試の家庭教師をしていた教え子

鍼灸の道を志すきっかけとなったY先生

自分の中でも、この二人に教わったことは大きく、今の人生の源流を作ってくれました。
この二人に出会わなければ、きっと、今の自分は全く違う仕事をしていました。
というよりも、今の自分とは全く異なる自分になっていたと思います。

17年の放物線をまた交差させてくれた、facebookに感謝です。

末永くお幸せに!!

みよし鍼灸治療院では、岸和田・貝塚市・和泉市・泉大津市・忠岡町(大阪)を中心に訪問鍼灸を行っており、みなさんの希望に合わせて、肩こり、腰痛、神経痛など、症状に合わせて、鍼灸治療をさせて頂いております。

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訪問鍼灸原点回帰

自分の今の事業の原点でもある、コロナホテルでのNPO全国鍼灸マッサージ協会の勉強会(^ム^)

ホテルに着いてエレベーターに乗ろうと思い、ふとロビーを見ると、今回の講師でもある憧れの中山哲史先生が、講演の内容を再チェックされていました。

原点回帰の気持ちで、色んなことを吸収したいと思います。

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秋の気配

朝、耳を澄ますとツクツクボウシが鳴いていました。

車の温度計も29度でした。

なんとなく秋に向かっているんだと実感しました。

昨日は、先日の勉強会で知り合った方が行っている個人の勉強会(意見交換会)に参加させて頂きました。

5人という、こじんまりとした仲間内の勉強会で、学生時代を思い出しました。

鍼灸の手技は、多種多様で学校が異なると出てくる先生の名前、手技の名前が異なります。

色んな話を聞き、また、色んな事を吸収できました。

季節の移り変わり、新しい出会い、楽しい事が起きそうな予感です(^^♪

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お使い

訪問鍼灸の患者さんからの頼まれた「あさげ、うどんのスープ、焼きノリ」を買いに、岸和田市の中央卸売り市場に(^^)

昼間の時間は、スナック、バーなどの飲食店関係者が多くいます。

ダンボール箱で積まれた商品、
10個セットの商品なと・・・

スーパーにはない独特の雰囲気があります。

クーラーが無い店内の臭いは田舎の駄菓子屋さんを思い出します。

大分県佐賀関町辛幸にあった加口商店を思い出します。(って、知ってる人いますか?)

訪問専門でしていると、色んな用事を頼まれす。

「出来ません」という前に
「やってみます」のみよしです

って、精神です。

残暑、秋晴れの中、
今日も元気に走っています!!

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私は日本人

髪を染めたせいか、最近、良く「ハーフですか?」と聞かれることが多い(+_+)

初めて入ったパキスタン料理のお店では
店長に
「久しぶりぃ〜元気やった?」
と片言の日本語で聞かれました。

昨日のスナックでもママに
「日本語喋れる?」
と聞かれたので

「Yes, I’m Japanese well」
と応えておきました。

ビギンの比嘉栄昇さんに似てると言われ、
キャスターの川平慈英さんに似ていると言われ、
最近は韓国人の大リーガー(名前忘れました。誰か知りませんか?)に似てると言われ、
整骨院時代はビンラディン顔と言われました。

鏡を見ても、あまり自覚は無いのですが、どうも、純和風な顔じゃないようです。

ちなみに、
父は大阪、母は大分なので、
大阪と九州のハーフです(^^♪

 

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サヨナラ、そして、ありがとうございました

私の元職場の病院の近所に、葬儀場が、あります。

患者さんのほとんどが、そこで葬儀をされます。

先ほど、患者さん宅からの移動中に、道路に立てかけてある

「○○家葬儀」の看板に見覚えのある名字がありました。

葬儀場の前を通った時、大きな木板に、私の思っていた方の名前が書いてありました。

込み上げる涙に運転が出来なくなり、車を路肩に停めました。

昭和8年生まれの80歳、仕方のない年齢だと思います。

10年程前に来院され、一番最初に担当したのが私だったようで、その対応が良かったのかその後も「先生、先生」と慕ってくれ、退職したあとも、お家にお邪魔したり、メール交換をしていました。

元々、某高校の教頭先生を30年近くされており、影で校長を支え、学校を支え、教職員の指導をされていました。

その言葉、一つ一つに優しさがあり、また、考えれば考えるほど、噛めば噛むほど、味が深まる事ばかりでした。
今の自分の「立ち位置、存在、使命、価値」など、様々な考えの基礎を教えてくれた方です。

悲しくて涙が出たのか

悔しくて涙が出たのか

わかりませんが、涙が止まりませんでした。

最後に感謝の気持ちを伝えられなかったことが、後悔です。

また、改めて、お家にお伺いさせて頂こうと思います。

本当にありがとうございました。

教えてもらったことを、一つ一つ胸に、患者さん、後輩、人のために、自分に出来る事を必死にやっていきます。

心の底より御冥福をお祈り申し上げます。

 

みよし鍼灸治療院では、岸和田・貝塚市・和泉市・泉大津市・忠岡町(大阪)を中心に訪問鍼灸を行っており、みなさんの希望に合わせて、肩こり、腰痛、神経痛など、症状に合わせて、鍼灸治療をさせて頂いております。

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みよし鍼灸治療院の紹介

訪問鍼灸の「みよし鍼灸治療院」は大阪の南を中心に岸和田・貝塚市・和泉市・泉大津市・忠岡町で訪問鍼灸を行っております。

患者様の症状やご希望に合わせて、運動・機能回復訓練・ストレッチ・鍼・灸などからご利用者さまに最適な施術を行い、心のケアも大切にしております。医師に同意書を発行してもらうことにより、医療保険での治療も受けられます。

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治療の種類

みよし鍼灸治療院では、岸和田・貝塚市・和泉市・泉大津市・忠岡町(大阪)の訪問鍼灸を行っており、みなさんの希望に合わせて、肩こり、腰痛、神経痛など、症状に合わせて、鍼灸治療をさせて頂きます。
1回の施術で、症状はだいぶと改善される患者様が多いのですが、数日が経過すると元に戻ってしまうため、数回の施術により、お身体を健康な状態までに戻させて頂く事をお勧めいたします。

資格を持った施術者が、ご指定の場所に伺います。場所は、自宅や事業所など、1畳ほどのスペースがあれば施術可能で、ベッドがない方には、簡易ベッドを持参もさせて頂いております。普段寝ている布団や、ソファーでも、施術可能ですので、お気軽にお問合せ下さい。 

訪問鍼灸につきまして

また、鍼灸治療に関しては、一般の病院のように、健康保険が使用可能です。保険適応にするには、医師の同意書が必要となり、時間がかかる場合があります。「今すぐに」「今日してもらいたい」という方には、保険を使わない、自費での治療をお勧めします。もし、今後、継続して施術を希望される場合は、健康保険を使用した場合の方が、良い場合もありますので、気軽にご相談下さい。

詳細は、「医療保険による、鍼灸施術」をご覧下さい。

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トリガーポイントとは

トリガーとは「引き金」という意味があります。
つまり、痛みの原因は、その根底に引き金の部分があり、それを治療しないことには、根本的な治療にはならないという治療です。

1938年のカレッジホスピタル大学臨床研究部長であるThomas Lewis卿による報告が、関連痛というものに対する草分け的な研究といえます。その報告とは、筋肉に微量の食塩水を注入することにより、その部位だけでなく遠隔部へと痛みが放散するというものです。そしてその痛みの放散する部位は必ずしも通常の神経の走行、分節に沿ったものではないため「神経痛」ではなく、「関連痛」と呼ばれました。

また同大学のKellgrenは高張食塩水を筋肉内へ注入することにより、その痛みが筋肉のみならず他の構造物に感じることがあるとの報告をしました。例えば、後頭部の筋肉へ注入した場合、いわゆる頭痛と同じような痛みが、また中間広筋という大腿部の筋肉に注入すると膝関節の中へと痛みが生じました。この報告は様々な痛みの原因が筋肉に由来しているのではないかということを示唆しているといえます。さらにKellgrenは、このような関連痛を発生させる過敏なスポットがあり、そのスポットへ局所麻酔薬を注入することにより痛みを取り除くことができると報告しました。このスポットが現在でいう「トリガーポイント」のことです。

その後、長年筋・筋膜痛の治療に当たっていた医師であるTravellが1983年にSimonsとの共著で「筋筋膜性疼痛と機能障害・トリガーポイント・マニュアル」という書物を出版し、トリガーポイントについて体系を整えました。痛みの神経生理学、筋肉の研究の発展などによりさらにトリガーポイントへ関する研究がすすめられる中、日本において名古屋大学医学部の辻井洋一郎氏により、「トリガーポイントは筋硬結(筋拘縮)である」という概念が提唱されました。

また様々な研究、報告から、トリガーポイントへの局所麻酔薬の注入は必ずしも必要ではなく、注射針の刺入だけで十分であり、かえって筋肉内に局所麻酔薬を注入させることは生体への侵襲が強く、筋肉の性質を変化させるため望ましくないとの見解も出てきました。

そうした中で1980年代半ばからトリガーポイントの基礎的な研究をおこなってきた黒岩共一・関西鍼灸大学助教授を中心とし、トリガーポイントに対する鍼治療の研究がすすめられ、それが耐久性のあるステンレス針の開発などとあいまって、臨床においても高い効果を発揮するようになったのです。このように臨床においてトリガーポイント治療が実用に耐えうるようになったのは比較的近年ですが、その高い臨床効果や、実験・論文などによる科学的根拠から、医学界、鍼灸学会でも高い注目を浴びています。

トリガーポイントができるとどうなるのか?前述したようにトリガーポイントとは筋肉の中の硬くなった部分(筋硬結)にできるものですから、当然筋肉の痛みを引き起こすのですが、それだけではなく、遠隔部へと痛みを放散することから、筋肉以外にも色々な症状の原因となっていることが考えられます。例えば、坐骨神経痛など一般的には神経に由来すると考えられている痛みや、膝や股関節などの関節可動域の低下や痛み、血行不良によるしびれやめまい、あるいは自律神経への影響から、耳鳴り、動悸、胃の不快感、生理痛、不眠などといった色々な不定愁訴や、内臓器の機能障害なども考えられます。トリガーポイントが形成される原因は?まず、トリガーポイントが形成される場所ですが、筋肉や腱、靭帯、関節包などといった軟部組織です。中でも大部分は、筋肉を包んでいる筋膜です。そしてその原因ですが、主に筋肉に形成されるものですから、筋肉の過度の収縮や伸張、外傷などによる微小な損傷です。また繰り返し動作や同じ姿勢を維持するなど、筋肉の収縮がほんのわずかな力でも、特定の筋肉を長時間にわたり収縮させることで、エネルギーが不足し、筋肉が虚血(血液が足りない)という状態になりトリガーポイントが形成されます。最近の研究では、筋肉をわずかに収縮させるだけである種のたんぱく質が出現し、それが筋肉の状態を悪くすることがわかっていますから、重力に抗して直立二足歩行で活動していれば必ずある程度の筋活動をしているので、どなたでもトリガーポイント形成の可能性はあるといえるかもしれません。それからトリガーポイントを形成する誘因として、冷えやストレスがあげられます。これらはともに自律神経(呼吸、循環、消化・吸収など意識しない部分をコントロールする重要な神経)のうちの交感神経を働かせるため、血管を収縮させます。その結果筋肉への血流量を低下させることによりトリガーポイントの形成を助長します。他には肝機能障害や痛風、糖尿病、風邪や月経なども影響します。

■はじめに

今回の座談会(本誌7月号座談会「トリガーポイント鍼療法を活用するために」参照)ではトリガーポイントをめぐる様々な問題を取りあげたが、そこで司会をしながら感じたことは、トリガーポイントを原因とする関連痛が筋筋膜性疼痛患者の訴える痛みの本態であることを広く臨床家の先生に理解してもらう必要性があること、そして、患者にとって治療すべきトリガーポイントをどのように決め、どのようにしてそれを不活性化するかという診断・治療上の方法論がまだ十分に確立されていないという現状であつた。

その方法論の詳細については座談会に出席いただいた先生方の原稿にお任せすることにし
て、ここではTravellとSimonsらの提唱してきたトリガーポイントの定義や成因について改めて整理するとともに、その問題点について基礎医学的な観点からコメントする。また、トリガーポイントと経穴(ツボ)の類同性を紹介しながら、これまで提唱してきたポリモーダル受容器仮説との関達についても紹介する。

■トリガーポイントと関連痛

慢性的な筋痛患者には様々な症状があるが、その1つの特徴が索状硬結と呼ばれる硬いしこ
りがあることである。また、患者が愁訴を訴える部位に原因となりそうなものは見つからず、そことは離れた部位の刺激で患者の訴えと同じ現象を誘発できることが古くから知られていた。また特定の筋や靱帯への高張食塩水の注入がヒトにおいて特定パターンの関連痛を生じることも明らかにされ、患者の自覚する筋痛の原因がトリガーポイントによる関連痛であることが実験的に明らかにされた。

この症候群を体系づけたのが、TravellとSimonsであり、彼らはこのような症状を筋筋膜性疼痛
症候群と名づけた。その名称から痛みの原因は筋や筋膜にあると考えられがちであるが、実は痛みの原因はトリガーポイントの活性化にある。

図1にその機序を模式的に示す。これを見ればわかるように、トリガーポイントからの求心性入力は中枢の収束・投射ニューロンを興奮させ、脳にあたかも側頭部から痛みの信号が来たかのように錯覚させている。これが関連痛の機序であるが、いまだにその詳細についてはほと
んどわかっていない。

 

■トリガーポイントの成因

トリガーポイントの発現機序について、Travellらは筋の部分損傷が筋小胞体からカルシウムイ
オンを漏出させることによって生じるという仮説を提唱していた。つまり、カルシウムイオンの漏出によって筋拘縮が起こり、それによって発生したエネルギー危機が感作物質を産生させて圧痛部位が生じるというのである。しかしその後、トリガーポイントから電気活動が記録されたことによって、筋紡錘の錘内筋が活動電位として存在し、その活動に交感神経が関与することが指摘された。

そのためSimonsらは、それを運動終板機能の異常亢進として、従来の筋拘縮説と組み合わせた統合説を新たに提案した。その論拠として、

トリガーポイントか,ら記録される電気活動が
終板電位に類似している
アセチルコリンの過剰分泌状態を実験的につくると運動終板の近傍にcontraction knot様の部位が出現する
運動終板部位は無髄神経の分布が密であり痛覚
閾値も周囲の筋組織に比べて低い
などを挙げた。しかし、この運動終板説では、トリガーポイントが筋や筋膜以外の組織、皮膚、腱、靱帯、骨膜等にも出現し、様々な症状の原因となっているという臨床的な事実を説明できない。

我々はトリガーポイントの成因に局所炎症にともなうポリモーダル受容器の感作を挙げ、筋拘縮とともに深部組織の浮腫が索状硬結である可能性を挙げている。その理由として、索状硬
結は極めて可変性が高く、鍼刺激などで容易に消失し、その部位が移動するのは組織的変性とは考えにくいこと、筋以外の組織に発生する硬結の成因として組織損傷にともなう深部組織の浮腫の可能性が最も高いことなどを挙げた。また、実験的な遅発性筋痛モデルによってトリガーポイント様の部位が出現することも、それが抗炎症剤の投与で阻止されることも確認されている。しかし、その機序についても、詳細は今後の検討が必要である。

■トリガーポイントの不活性化法について

筋筋膜性疼痛患者に対する治療の原則は、患者の症状をもたらしているトリガーポイントを
正確に検出し、それを不活性化することにある。その方法としてTravellらが推奨してきたのは、
コールドスプレーをかけながら筋をストレッチする方法と局所麻酔薬の注射であった。

前者は拘縮が起こっている筋を機械的に引き延ばして血流の改善を促すものであり、後者は
侵害受容器からの入力の遮断によって関連痛の原因をなくすことにある。後者に関してはその
有用性は広く知られていたが、複数のトリガーポイントが同一筋に存在する場合に大量の薬液
を筋内に注射することが問題とされてきた。

そこで、注射液を用いない針(dry needling)や鍼刺激が推奨されるようになってきた。最近の筋筋膜性疼痛患者に対するトリガーポイント注射の臨床効果を調べた成績は、各種の局所麻酔
薬、ステロイド、ボツリヌス毒素Aのいずれを用いた注射群も生理食塩水を注入したプラセボ群以上の効果はなく、また薬液注射群と鍼刺激群との差も認められていない。

鍼刺激が薬物注射と同等の効果を示すことは、薬物の作用とは別のトリガーポイント不活性化
の機序が存在することを考える必要がある。また治療に際しての安全性を考えた場合には当然のことながら鍼刺激のほうが推奨される。

■トリガーポイントの特徴とツポとの類同性について

トリガーポイントの特徴は、索状硬結上の限局した部位に出現する圧痛点であり、その部位の圧迫や鍼の刺入で局所単収縮反応が起こるほか、それによって特定パターンの関連痛や患者
の訴える症状が再現されることである。その他、逃避反射や局所電気活動の記録が指摘されている。

これらのトリガーポイントの特徴は鍼灸のツボと呼ばれる部位の特徴に驚くほど似ている。我が国の鍼灸臨床家の多くは、実際の治療に際して古典に描かれている経穴の位置よりも、硬結や圧痛あるいは反応点と呼ばれる部位を重視している。また、鍼灸刺激で誘発される得気、鍼感といった現象の一部は、トリガーポイントの刺激で誘発される局所単収縮反応や関連痛として説明することが可能である。また、トリガーポイントの出現する部位は経穴とほとんど一致するとされている。両者の密接な関連性は、これまで長く謎に包まれてきた経絡・経穴の本態を、全く別の観点、すなわちトリガーポイントの生成機序から解明できる可能性を示唆するものといえよう。

■トリガーポイントとポリモーダル受容器仮説

我々はこれまで鍼灸刺激の受容器としてポリモーダル受容器仮説を提唱してきた。その仮説
とトリガーポイントの関連を模式的に示したものが図2である。前項で挙げたように、トリガーポイントの出現部位と鍼灸で用いられるツボが空間的によく一致していることは、その発現機序に何らかの共通性があることを示唆している。

 


トリガーポイントの1つの特徴は索状硬結上の圧痛点であるが、その成因として組織損傷にともなう筋の局所的拘縮や深部組織における浮腫の可能性が高く、いずれもポリモーダル受容器の感作や神経原性炎症の結果として理解することができる。またトリガーポイントの刺激で生じる局所単収縮反応や関連痛の現象は、鍼の刺入でも同様に生じるもので、そこにはポリモーダル受容器の興奮が関与している。

トリガーポイントを検出しその部位へ鍼刺激を行う意味は、感作したポリモーダル受容器をより強く興奮させることにある。それは内因性の鎮痛系をより効率的に賦活して全身性の鎮痛を生じさせるほか、ポリモーダル受容器の末端から逆行性にカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)などの神経ペプチドを放出し、局所の血管拡張をもたらし血流を改善させることが考えられる。これによりエネルギー危機に陥っていた硬結部位の拘縮の解消に役立つことが考えられるのである。

トリガーポイントの不活性化機序の詳細にも不明な点が多いが、そこにポリモーダル受容器
が深く関与している可能性は極めて高いと思われる。

■おわりに

トリガーポイントの成因が十分に明らかになっていない段階では、適切な診断法や治療法を決めることは困難である。しかし、従来の薬物注射法と同等の効果が鍼刺激で得られることが広く認められつつあることは、患者にとってメリットは大きいといえる。

慢性の筋痛を訴える患者に対して、その痛みがある部位以外に原因となるトリガーポイントがある可能性を十分理解したうえで、その適切な検出法や不活性化を目的とした鍼治療法をエ
ビデンスに基づいて確立することが今後の課題であろう。

参考文献

1)川喜田健司監訳.トリガーポイント鍼療法.医道の日本社,1995

2)川喜田健司,岡田薫,伊藤和憲.トリガーポイントに関する研究の現状と諸問題.日本歯科東洋医学会誌2002;21:24_31

 

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